ぶどうの芽かき

ぶどうの芽が伸びてきました。
芽がたくさん出ていますので、余分な芽をかいていきます。
このままだと混み合って、光が入らなく病気にもなりやすくなります。

これを芽かきして
こうなります。

隙間ができてすっきりしました。
ぶどうの花芽が大きくなってきました。
もう少しで花が咲きそうです。
桃の実が大きくなっています。
桃畑にキノコが生えていました。

桃の摘果と緑肥の草刈り

桃の花が散りましたので、摘果を始めました。
この前は蕾を落としていきましたので、今回は小さな実を落としていきます。
まだ花の残りがついています。
これを摘果して、
こうなります。
だいぶ少なくなりました。

摘果は、3回に分けてやります。

少しずつ桃の木に負担をかけないように、そして傷のついていない実を選べるようにしていきます。
秋に蒔いた緑肥が伸びましたので、草刈機で刈っていきます。
高いところは胸のあたりまで伸びています。

今回は、ライ麦、えん麦、イタリアンライグラス、ヘアリーベッチ、赤クローバー、白クローバーを撒きました。
麦類は有機物の補給に(堆肥のかわりのようなもの)
豆科は窒素固定(窒素肥料のかわりのようなもの)
のためになります。
ぶどうは葉っぱが出てきました。

桃の開花とブドウのまきひげとり

桃の花が咲きました。
去年より5日遅い開花になりました。

このままのペースでいきますと、直売の始まりも去年より少し遅くなりそうです。
ブドウのまきひげをとっています。

去年のまきひげがブドウ棚に絡まっています。
病気の元になりますので、ハサミで切ってきれいにします。

ブドウの芽が膨らんできました。

桃の摘蕾

桃の摘蕾という作業をしています。
天気が良いです。

枝しか見えませんが、よく見ると花が咲く芽と、葉が伸びる芽が枝に付いています。
摘蕾は花が咲く蕾を花が咲く前に摘んでいく作業です。

花が咲く前に摘むことで、栄養を他に回せるようにします。
赤い枝に白い丸がついているのが花芽です。

これをポチポチと指で落として、
半分くらいになります。
枝にぶつかる所や上向きの蕾を落とします。

枝の先にある尖った芽が葉芽です。
少し緑が見えてきました。

葉芽は傷つけないように作業します。

ぶどうの剪定

ぶどうの剪定をしています。
去年伸びた枝を12月に一度おおまかに切りました。
その枝をザクッと短く切っていきます。
枝がなくなったように見えます。
このように伸びた枝を
ザクッと、1芽か2芽をのこしてザクッと切る。
枝にポチっと膨らんでいるのが、ぶどうの芽です。
ここから春に緑の枝が伸びてきて、秋に実がなります。

桃の剪定

桃の木は夏に実をつけます。
実だけでなく葉と枝も伸びます。

そのままにしておくと、木の中の方は光が入らなくなり、枝の先だけに葉と実がつくようになってしまいます。

木はどんどん上に伸びようとするので、高くなりすぎて作業ができなくなってしまいます。

そんな時は枝を切って、木の全体に実がつくように、そして管理作業がしやすいようにします。

この作業を剪定(せんてい)と言います。
夏に伸びて葉が落ちた桃の木です。

上に伸びようとして立っている枝が多くあります。このままにしておくと木の根元は光が入りません。

立っている長い枝を切って、短めの枝を多く残すようにします。
こちらが剪定後です。
短い枝が多く、木の全体に光が入ります。
実と葉が全体につくようになります。
長い枝が切られています。

剪定枝は後日炭にして畑に撒きます。

暗渠

果樹園をしていると、毎年水が溜まる場所があります。

そういうところは決まって木の育ちが悪いのです。

そんな時は暗渠「あんきょ」と言って、溝を掘ってそこに水を通す何か(砂利とか籾殻とか貝殻とか木の枝とか)を入れる作業をします。

今回は剪定枝が余っていたので、それを入れました。
こんなスコップで掘ったくらいの溝で変わるのか、と思うのですが、これが意外と効くのです。
野菜畑で言う畆立てに近いのかもしれません。

堆肥まきと桃の苗木

農業で使う肥料にはいろいろなものがあります。

大きく2つに分けると有機肥料と化学肥料があります。

有機肥料とは植物や動物由来のものを、乾燥や発酵させて作った肥料。
化学肥料は鉱石や空気から、化学的に肥料成分を取り出したものです。

アカシノウエンでは特にどちらが良いとかは決めずに良いとこ取りで使用しています。
肥料を多くやりすぎると、味にも影響がでますし、環境にも影響が出るので、必要なところに必要な物をやるようにしています。

ここの畑は腐植という栄養を保持するものが足りていないので、堆肥をやります。
腐植というのは、植物などが分解されてできるもので、土に肥料成分を蓄えてくれるものです。(黒っぽい土の感じです)

腐植が少ない土は肥料をやってもすぐに抜けてしまうそうです。

草を何年も積み重ねて、それで腐植を増やせば良いのですが、農を仕事にすると、その時間がない場合があります。

そんな時に、堆肥には腐植が多く含まれているので、堆肥を撒きました。
桃の苗木を春に植えてひと夏が過ぎました。
あまり大きくはなっていないのですが、地下では根っこが育っています。

根っこが伸びると、来年から枝も勢いよく伸びます。楽しみです。

肥料まき

今年の直売が終わりになりました。
お買い物に来てくださった皆様、大変ありがとうございました。
ゆっくりしたいところですが、葉っぱが落ちる前に肥料をやりたいと思います。
すでに葉っぱが落ち始めています。
緑肥という植物自体を肥料にする(麦、豆科などの種を撒いてそれを刈り取って肥料にする)こともしているので、肥料は半分くらいにしています。
毎年土壌検査をして、足りない分だけ必要最低限の肥料をまきます。
久しぶりに1日畑仕事をすると、とても気持ちが良いです。

日替わりブドウ紹介⑧マスカ・サーティーン

マスカ・サーティーンはシャインマスカットを品種改良した品種です。
(ロザリオロッソ×シャインマスカット)

シャインマスカットより黄色味が強く、透明感のある外観が特徴です。

皮ごと食べると香りが強く、透明な味で、皮ごと食べやすいです。糖度が高く、甘いブドウです。

「おいしかったですよこの前のブドウ、なんて名前でしたっけ、ゴルゴ13みたいな名前の…」と、いつも集荷に来る郵便局の方が言っていました。