桃の直売が始まりました

摘粒

今の時期はぶどうの摘粒(テキリュウ)という作業をしています。

ぶどうの粒がたくさんついているので、鋏で1粒1粒切っていきます。
これはシャインマスカットです。

この房を摘粒して。
こうなります。

かなり少なくなります。

全部の房にこの作業をするので、どんどん切っていきます。
こちらは販売用ではないのですが、
桃のはつひめです。
赤くなってきました。
こちらはあかつきです。

実が大きくなってきました。

あかつきは7月20日頃から収穫の予定です。

作業いろいろ

6月は特に農作業が忙しい時期で、いろいろな作業が重なってきます。

頭の中がパズルのようになっています。
まずはぶどうの花穂整形という作業です。
ぶどうの花は写真のように咲いています。

このままだと、とてもたくさん粒のついた、ぶどうになってしまいます。
みなさんが見慣れた、大粒のぶどうにするために先端2〜3センチくらいに短くします。

ぶどうのツルについている、ツブツブはこの花を短くした跡なのです。
これが
こうなります。

手でつまむようにずらしながら短くすることから、房こき、と言ったり、ハサミで切って短くすることから、花きり、と言ったりもします。
続いて誘引という作業です。
テープナーという道具で針金にパチパチととめていきます。

この道具は優れもので勝手にテープが出てきて、勝手にホチキスでテープをとめてくれるのです。

もし手でとめていたら、この作業をしているうちに冬になってしまうかもしれません。
花が咲き終わったら、ジベレリン処理です。

このようなカップで作業します。
みなさんが食べている、種無しブドウにするために、ジベレリンという植物ホルモンをつけていきます。

これは元々植物が作り出すホルモンですので、安心してください。
次は摘心という作業です。

ブドウのツルがどんどん伸びています。
今の時期は伸びる方ではなく、実のほうに栄養が行って欲しいので、ツルの先端を切り落とします。
↑のように伸びているのを、
こう切ります。
これで実が大きくなります。

まだまだ作業はつづきます。

草刈り

秋に緑肥を蒔いたので、一度草刈りしても再生して伸びてきました。もったいないので伸ばしてから草刈りします。
すっきりしました。この刈草で有機物の補給をします。
桃は日に日に大きくなっています。
今は硬核期と言って種が硬くなる時期です。
この時期は摘果をすると果実に障害がでやすくなります。
ブドウのあづましずくが満開になってきました。
ツブツブ一つずつが実になります。
このままだと大きすぎるので先端2〜3センチまで短くします。

成長

今年の5月はとても雨が少ないです。
働きやすくてとても気持ちが良いです。
雨がないのにブドウもモモも元気に育っています。
ブドウは花が咲き始めました。
とても早いです。
ブドウは花びらがなくて、蕾から少し出ている毛のようなものが花です。
オシベとメシベだけ出てきます。
桃は2回目の摘果をしています。
実が大きくなってきました。
天気がとても良いです。
ひこうき雲が綺麗でした。
脚立に登って上からの畑も気持ちが良いです。

桃の摘果

これからの季節は作物も草もどんどん成長します。

桃の実も大きくなっています。
桃の実を大きくするために、実の数を減らしていきます。

摘果という作業です。
蕾の時に1回、そのあと3回くらいに分けてやります。
上の写真では4個ついている実を1個にしました。

もう少し大きくなったら、また摘果します。
こちらはブドウです。

枝が伸びてきました。
針金に届いたら針金にとめていきます。

新緑

花の季節が終わって、新緑の季節になりました。
桃は花が散って、真ん中に小さな実ができてきました。
少したって、大きくなってきました。
ブドウは芽が出てきました。
きれいに揃って葉が開いてきました。
秋にまいた緑肥のライ麦、えん麦、イタリアンライグラス、ヘアリーベッチ、クリムゾンクローバー、からしな、などがゴチャゴチャに生えています。
今年は試しに、いろいろな緑肥の種を混ぜて撒きました。

この季節はいろいろな花がどんどん咲いてきますね。
近くの桜が満開になってきました。ソメイヨシノでしょうか。
こちらは直売所のエドヒガンザクラ、ピンクが濃いです。
こちらは桃の花、桃色。
こちらはクキダチナ。こんな菜っ葉系は、みんな黄色い菜の花をつけますね。
小さく紫色が見えるのはヒメオドリコソウ。
青い小さな花はオオイヌノフグリ。
こちらは桃の花が地面に落ちたところ。
摘花した花がたくさん落ちています。

桃の摘蕾

今は桃の摘蕾という作業をしています。

桃のつぼみがたくさんついているので、指でポチポチと落としていく作業です。

丸いつぼみが花芽です。花になり実になる芽です。
これを落として、
こうなります。

これから花が咲いて、小さな実になる時期までが低温にとても弱い時期で、霜が降ったりすると花がダメになり収穫がなくなってしまいます。

最近は温暖化の影響か、春先の気温が高くなり花の時期が早くなっています。

花が早く咲くと、突然くる寒波にあいやすく、凍霜害が多くなっています。
今の時期は季節の進み具合に気をつけて、低温にあっても実が残るように考えながら摘蕾をしていきます。
直売所にあるエドヒガンザクラが咲き始めました。
畑に出るのがとても気持ちの良い季節です。

芋掘り

只今芋掘りをしています。
掘ったあとはしばらく寝かせて、1月から焼き芋の販売の予定です。
さつまいもは掘ってから時間をおくとトロッとして甘くなります。